藤井邦夫著「にせ契り」
<あらすじ>
矢吹平八郎は神田明神下、地蔵長屋に住む何でも屋の素浪人。その平八郎においしい仕事が舞い込む。おふみという酒問屋の一人娘と恋仲の男のふりをすれば、一日一分の給金をくれるというのだ。ところが、おふみの父親が殺しの疑いで捕えられる。平八郎は背後に酒問屋の金を狙う連中がいることを知る。人助けと萬稼業の平八郎、神道無念流の剣を振るう!
どうしても、どんなに頑張っても「若旦那」シリーズが読めなかった。全然進まなくて一週間位で数十ページだったので、諦めてこっちに来た。なんだかもうあれはゆるすぎるのかなぁ。それに比べてこちらはスルスルと読めてしまってびっくり。もう1巻の筋も覚えてないのに、「この人ってどういう人だっけ?」と思い出す暇もなく読了。なんだかなー。私にとっては藤井氏の方が読みやすいってことなのかな。