茅田砂胡著「レディガンナーと二人の皇子」上巻
<あらすじ>
「あんな役立たずを誘拐?」仕事を失って浮かない顔のダムーたちの前で、突然ヴィンスが連れ去られた。追いかけてみると、犯人はエルディア王国の大貴族。命を狙われている皇子の身代わりになってほしかったのだという。そんな勝手なと思いながらも、金のない用心棒四人組はOKするのだが・・・・その頃キャサリンもこの王家の奇妙な風習に悩まされていた。シリーズ屈指の理不尽な事件に、信念のお譲様、キャサリンの怒りが大爆発!?
今回は初っ端からキャサリンのエンジンが全開で、展開も早く面白い。早々に役者も勢ぞろいして、どこで交差するのかちょっと楽しみだった。上巻のラストはあっと驚く新事実が出て、次巻へと誘う。うーん、上手いなぁ。