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石持浅海著「扉は閉ざされたまま」
<あらすじ> 久しぶりに開かれる大学の同窓会。成城の高級ペンションに7人の旧友が集まった。(あそこなら完璧な密室を作ることが出来る)当日、伏見亮輔は密室で事故を装って後輩の新山を殺害、外部からは入室できないよう現場を閉ざした。何かの事故か?部屋の外で安否を気遣う友人達。自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。しかし、参加者の一人碓氷優佳だけは疑問を抱く。緻密な偽装工作の齟齬をひとつひとつ解いていく優佳。開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった。 「このミステリーがすごい!06版」の第2位!という帯に惹かれて衝動的に購入したもの。主に本屋さんの店員の絶賛の声が書かれていて、思わず「ほー!そんなに面白いのか」と読みたくなってしまう。しかしこれはどうだろう…ま、結構ありふれた設定、密室殺人、内部犯行。それはいいとしても、最初に犯人が殺人を犯し、それを事故に偽装する、じわじわと真実が暴かれていく…というパターンは、私は苦手かもしれない。追い詰められていく感が息苦しいというか、読み進むに連れヘコんでいってしまう。第1位は東野圭吾だと思うが、第2位でこれか~…という感想。
by konomi1113
| 2006-02-02 07:49
| 読んだら書くぞ!
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