井川香四郎著「未練坂」
<あらすじ>
その老武士には剣の道を極めた風格があった。だが神楽坂咲花堂を毎日訪ねては、ある奇妙な行動をとっていた。そんなある日、上条綸太郎は老武士が夫婦者に狙われる現場を目撃する。夫婦者は十五年も老武士を敵と追い求めていたのだ。綸太郎はふと違和感を覚え、老武士の奇妙な行動に仇討ちの真相があると見抜く。心の奥底までも鑑定する刀剣目利きシリーズ第四弾。
いつもはスラスラと読めるのに、今回はあまり進まなかった。どうしてだろう?
でも最後のお話は面白かった!やっぱり桃路姐さんにもっと活躍してもらわないと、話に色艶が出ない気がする。壷や茶碗や刀の名品など、我々にはあまり縁のない話だからそればっかりだと訳が分からなくなるのかなぁ。