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鈴木英治著「闇の剣」
<あらすじ> 道場仲間と酒を飲んだ帰路、古谷勘兵衛は、いきなりすごい遣い手に襲われる。四年前、十一人もの命と首を奪った男・闇風が再び現れたのか?そんなある日、古谷家の宗家植田家に養子に入っていた春隆が病死した。跡取り息子が、ここ半年に次々と亡くなっており、春隆で五人目であった。その後も勘兵衛の周りで、次々と事件が起きる―。勘兵衛は自ら闇の敵に立ち向かうが…。 一気に読んだから把握できたものの、かなり複雑。実際読んで一昼夜経った今ではちょっと混乱しているくらいだから。勘兵衛は人並はずれて頭がデカイというからビジュアル的にはどうかと思うが、鈴木英治だから間違いはないだろうと読み進めた。 「闇風」と言われる辻斬り事件と、旗本の嫡男が次々亡くなっていく事件。勘兵衛がさる大身旗本の御落胤だという噂も流れ、そのせいかどうか命を狙われるようになる。兄の友人で徒目付の麟蔵とともに少しづつ糸をほぐすように見えない敵に向かっていくのだが、何しろ中盤過ぎまでは謎だらけで何も進んでないように感じてちょっと焦れる。ザクザクと話が進んでいかないのだ。しかし、さすがに後半は加速をつけて面白くなっていく。特に信左衛門との対決には血が沸く。そして最後の最後に「闇風」の正体が判る。読み終わったときは興奮していた。もう次巻を読むしかないでしょう。。。
by konomi1113
| 2006-09-12 23:48
| 読んだら書くぞ!
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