荒木源著「ちょんまげぷりん」
<あらすじ>
シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は一八〇年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気づく―。
映画化されるというので読んでみたが、すごーく面白かった!私の好きな時代物とSFの融合。よくあるといえばある設定だが、テンポがよくて読み易く、スイーツ好きというのはいかにも現代を映していて面白い。まさに笑いあり涙ありほっこりもするそしてちょっと淋しくもあるそんなエンターティメント。映画向きの作品だ。