浜田文人著「公安捜査Ⅱ 闇の利権」
<あらすじ>
北朝鮮からの覚醒剤密輸事案を内偵中だった、神奈川県警公安二果の螢橋政嗣。監察対象者を追うさなか、螢橋は殺人の現場に遭遇してしまう。殺されたのは麻薬取締官・四角哲也。彼は、広域暴力団仁友会の小山こと在日北朝鮮人・申勲を内偵中に妻を殺され、復讐に燃えていたという。螢橋はやがて、とある病院と老人ホームへたどりつく。北朝鮮との闇のつながりとは果たして何なのか?大好評のシリーズ第二弾。
本当に複雑で、ちょっと間を開けるとまた読み返さないと判らなくなってしまうので時間がかかったが面白い!こういう難攻不落の小説を読み終えたときの達成感とか満足感は格別。捜査課の二人も協力してよかったが、なんと言っても今回の華は三好組の面々だろう。とても頼もしく清々しい。最後は残念だったが、今後も三好組には活躍して欲しい。・・・しかし北朝鮮という国は・・・。