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読書好きの集う処(蒼月#)
by konomi1113
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「大峡谷のパピヨン」クラッシュ・ブレイズ(7) 中央公論新社
茅田砂胡著「大峡谷のパピヨン」
「大峡谷のパピヨン」クラッシュ・ブレイズ(7) 中央公論新社_f0015139_23395939.jpg
<あらすじ>
あり得ねえ!と、心の中で絶叫した。眼の前にものすごい勢いで岩肌が迫る。ぶつかる!と咄嗟に固く眼を閉じたが、機は必要最小限の動きで軽やかに身をひねり、女は再び舌打ちしていた。「今のもそうだ。岩の表面を撫でるように飛べばもっと詰められるのに」岩の表面を『何』で『どう』撫でるのか。それを聞く勇気は今のガストーネにはなかった。「事情があって、どうしても峡谷競走で勝たないといけないんだ。ただし、賞金は全部そっちに渡す」「…金が欲しいわけじゃないのか?」「ああ。わたしには必要ない」「じゃあ、何でだ?」「生き別れになった相棒を捜している」『生き別れの相棒』(注:生物ではない)の消息を求め、ジャスミンは命知らずどもが集う峡谷競走に出場するが…。

4ヶ月に一度刊行されるこのシリーズ、たまにはまとめて読んでみたいと3月から我慢していたのに、3冊目は目前だというのに、息子が先に読んで「面白いよ~」と煽るもんだからついに待ちきれずに読んでしまった。読み出したら最後、「やべ、止まらない!」という勢いで(多分3~4時間で)読んでしまったil||li _| ̄|○ il||l 。
あの停滞ぶりは何だったのかと思うほどの速読。もっと大事に読めばよかったと思うのは後の祭り。だって面白いんだもん。

今回は怪物夫婦のみ登場。というよりジャスミンメイン。ジャスミンが飛行艇を操るシーンは鳥肌が立つほどの興奮。ぞくぞくしてワクワクしてハラハラしてとてつもなく魅力的。ページを捲るのももどかしく、とはまさにこのことだ。いやー面白かったー!
by konomi1113 | 2007-10-26 22:38 | 読んだら書くぞ!
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