鈴木英治著「半九郎疾風剣」
<あらすじ>
用心棒稼業の里村半九郎のもとへ、町方同心が訪ねてきた。話によると、昨晩、半九郎が会っていた女、お弓が何者かに殺されたらしい。お弓との別れ話を半九郎に相談していた修五郎に、疑惑がかかるのだが、半九郎には納得がいかなかった。そして同じ長屋の仲間から、修五郎を売ったと責められた半九郎は、真犯人を捕らえるために一人動き始めるが…。書き下ろしで描く、剣豪ミステリーシリーズ好評の第二弾。
前作よりは幾分判り易い内容だったが、飲み込みにくいのは同様。勘兵衛シリーズ(?)に出てきた稲葉という同心が出てきたので嬉しかった。用心棒稼業というとまだまだ材料がありそうだが、シリーズはこれで止まっている。どうみても続きがありそうな感じで終わってるんだけどね。いつかまた気が向いたら続編を書いてもらいたい。