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稲葉稔著「風雪斬鬼剣」
<あらすじ> 北町奉行所の闇同心となった朝比奈玄堂は、悪党の岩蔵を斬殺したはずだったのだが、辛くも生きのびていた。復讐の憎悪に燃える男は、妙齢の三味線弾き・おりんをかどわかし、女を盾に玄堂を殺そうとするが、間一髪、逆襲の脇差しが岩蔵の土手っ腹を刺し貫いていた。平穏な日が、と思う間もなく、商家に押し入り、皆殺しにして金蔵を破る極悪非道の〔闇の彦市〕一味の追補に、火盗改め同心・大島文吾とともに奔走する。おりんとの情愛、彦市が通う瞽女・おくわの淫靡な誘い…闇の影を追い、凶悪の一味の姿をとらえた玄堂と大島は風雪すさぶ中、雪を血に染めて悪党どもの素っ首を刎ねてゆく。益々快調、稲葉稔・闇同心シリーズ第2弾。 うん、何だか色々慣れてきた。今回は火盗改めの大島と知り合い、協力して賊を追い詰めていくが、大島の境遇もモノ哀しくてサラリーマン的な悲哀を感じる。火盗改めといってもみんながみんな長谷川平蔵みたいなのばかりじゃないんだね。乗ってきたので次巻も買いたいなぁ。
by konomi1113
| 2007-05-15 21:20
| 読んだら書くぞ!
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