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読書好きの集う処(蒼月#)
by konomi1113
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「鬼の牙」八丁堀つむじ風(五) 廣済堂文庫
和久田正明著
「鬼の牙」八丁堀つむじ風(五) 廣済堂文庫_f0015139_16515869.jpg
<あらすじ>
「おまえさん、秘密は守れるね」。口入れ屋からそう念を押されて、怪しげな仕事を受けた渡り中間の初次は、その夜深川にある商人宿の離れに向かった…。そして同じ夜、浅草の茅町にある墨筆問屋の『三州屋』が、押し込み強盗一味の『烏蛇』に襲われた。事件の夜三州屋の近くで目撃された、“飛び燕”の家紋の武家駕籠に目をつけた定廻り同心・成沢東一郎だったが…。南町奉行所の花形同心たちの、八面六臂の活躍を描く書下ろし好評シリーズ第五弾。

かぁー、気風がいいねぇ!江戸っ子はこうでなくっちゃ!読んでいて気持ちがいい、痛快。特に気に入ったセリフは「泣き芋屋」の馬吉が大店の隠居のおばあさんに「やめてくれよ。あんたの口からそんなこといわれると、おいらの恋心に黄色い肥やしをぶっかけられたような気がすらぁ。おいらのこの男純情は、すみれの花みてえにきれいなものなんだ。」っていうところ。成沢もちょっと鈍いところがあるがいい男だし、何だかスカッとする。
by konomi1113 | 2007-05-06 16:52 | 読んだら書くぞ!
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