椹野道流著「堕天使奇談」
<あらすじ>
天本家近隣の会員制スポーツクラブ。本を読みながらマシンを使っていた女性が突然倒れて死亡した。居合わせた天本は、彼女の本に奇妙な図案の栞が挟んであるのを発見する。4つの羽と顔を持つ、どこか禍々しい、人に似た生き物の図案。前後して、河合の知人が死に、天本に調査の依頼が。彼女の居室を調べた天本は愕然とする。そこにはあの図案の栞があった。
シリーズ26巻目。今回は旅に出ることもなく比較的近所での依頼、調査となった。しかしその分、ほとんどのキャラクター総出演で事件にあたる。当然、情報交換や打ち合わせは天本宅で何だか和気あいあい。みんなの連係プレーで妖魔を退治して、ハッピーエンドで終わった。
「鬼籍通覧」シリーズも2月5日に4巻が発売される予定。アイディアが枯渇しないものかと不思議に思う。